[人間づくり]総合人間教育学の普及と援助

人間づくりコラム

聖徳太子憲法の価値を見直そう

車の司道  通蒙憲法 第十二条
司諸官を任う者、同じく通じて職掌を知れ。
或は病み、或は使いして事に闕くることあらん。
然れば日相和み之らを知り得て、
曾て識れるが如くせよ。
其れ與かり聞くところに非ずということを以て、
公務 を妨げること勿れ。

つかさたちもろもろのしごとをになうもの、おなじくつうじてしごとのなかみをしれ。
あるいはやみ、あるいはつかいしてしごとにかくることあらん。
しかればひごろあいむつみこれらをりえて、
かつてしれるがごとくせよ。
それあずかりきくところにあらずということをもって、
おおやけのつとめをさまたげることなかれ。


同じ職場にある官吏は、よく連絡して互いの職掌を知れ。
病気や出張のために職場を離れた場合は、他の者が代わって処理するように相和すべきである。
他人の受け持ちであるからといって、公務を疎かにしてはならない。

「公務員は、お互いの仕事をよく知ること。病気や外出で席を外すこともあるだろうが、互いに仕事の中身を知っていれば滞ることはない。自分の仕事ではないから知らないなどといって、公務を滞らせてはならない」

官僚にとっては縦社会ほど居心地のよいものはありません。そして、これほど国民に対して冷酷な体制もありません。

そしてまた、民間企業の中にもそうした体質がはっきり現れているようです。
大きな会社で何か問題が起きても「それは俺の責任じゃない。セクションが違うよ」と。

太子は互いに横の連絡を取り合って、公務に励んでくれよと示しています。