日の主道 通蒙憲法 第十一条
國司 國造 は百姓より貢を斂こと勿れ。
國に二君なく、民に兩主なし。
率土の兆民は王を以て主となす。
任所の官司は是れ皆、君の臣なり。
何ぞ敢えて、公 擧て百姓に賦て斂むや。
くにのつかさくにのみやっこはおおみたからよりみつぎをおさめとることなかれ。
わがくににふたりのみかどなく、おおみたからにふたりのあるじなし。
わがくにのおおみたからはすめらみことをもってあるじとなす。
やくしょのつかさたちはこれみな、みかどのおみなり。
なんぞあえて、おおやけのなをもっておおみたからにわりあてとりたてむや。
国司、国造は人民から多く税を取り立ててはいけない。
国に二君なく、民に両主はない。
率土の兆民も王を主とする。
任ぜられた官吏はみな王の臣ではないか。
公にことよせて、私利のために人民から租税を取り立ててはならぬ。

現在、日本では税金のかからないのは吸っている空気だけ?
いや、これにもCO2が含まれてると思うとやっぱりいろいろと関係してきて……。
これは一体どうなっているのでしょうか。
「税」という字を、昔は〝ちから〟と読みましたが、それは日本の力、人民の力なのです。現在の税金は納めても納めても、あとからあとから追いかけて来て、どうりで働く力が抜けるわけで……というのは冗談ですが。
太子はこの条文の終わりに、〝地方長官たる国司・国造は決して税を勝手にとって私服を肥やすな。人民が貧しいということは、国家が貧しいのだ!〟
たしかにそうですね