[経済づくり]持続可能経済事業の推進と援助

経済づくりコラム

変貌する経済 今の常識は本当の常識ではない

日本経済を創造した昭和の経営者の言葉
経営の神様
松下幸之助
利益とは、社会に対する企業の貢献度によって与えられる報酬である。利が少ないか、あるいは出ないと言うことは、会社が社会に対して十分な働きをしていないからだ。
企業は公のものであり、社会から尊い資本や人材を借りておきながら、それでなお業績があがらぬということは(社会に対する)背信行為である。
商売は真剣勝負なのである。クビをはねたり、はねられたりするうちに勝つというようなことはあるべきではない。
商売は不景気でもよし、好景気ではなおよし、と考えなければならない。商売上手の人は、つまり真の不景気に際して、逆に伸展の基礎固めをするものである。


出光興行創業者
出光佐三
出光商会に入らんとする者は、すべてわが家族、わが息子として遇し、共に喜び共に苦しむ一家族を構成せねばならない。縁があって店に来たのだから、その縁を大事にせぬことには神の御心に反する。
西欧社会は戦いを繰り返すことによって成立したが、日本人は部分的な摩擦はあったにせよ、その大本には常に「和」の精神、すなわち人間愛があった。だからこそ、日本人は世界のどの人種にもない独特の長所を持つのだ。
出光人が働くのは、単に利の追求を目的にするのではない。
われわれのめざすところは、人間が真に働く姿を顕わすことによって、国家社会に示唆を与えるところにある。


全日本空輸元名誉会長
若狭得治
三井物産八尋俊邦会長の評価。 「最近、財界人で世間を騒がせたのは、三越の岡田さんと全日空の若狭さんだね。しかし同様に罪に問われながら、このお二人に対する評価は月とスッポンだ。若狭さんの場合はみんなが好意的なんです。
結局、片方(岡田氏)は権力に任せて会社を私物化し私利私欲を充たそうとした。
しかし若狭さんの場合は「私」の影が全く感じられない。財界屈指の清廉居士であり、だからこそ周りが何と言おうが堂々としていられる。あの強さは尋常じゃありません。人あたりはおだやかだが、おそらく相当頑固な信念・哲学を胸の裡に秘めているのだろうね。」


アサヒビール
取締役相談役名誉会長
樋口廣太郎
材料費にはお金をかけ、人員整理は絶対にしない。収益が上がらないのは経営者の責任であり、判断を誤った時は素直に謝る。そして、運を大切にする。
同業者とのシェアの競争をすることが目的ではなく、自分たちの原点はお客様にある。
この世の中で、この仕事の存在が許され、人として生かされていることには、感謝しなければなりません。しかも、商品はお客様、流通の方々に育てていただいています。その意味で、私はお客様に、酒販店、特約店の方々に心から感謝しています。そして、神仏に、社会に、万物に感謝しています―――


東京電力会長
第七代日本経済団体連合会会長
平岩外四
負けては絶対いけませんが、恨みの残らないような勝ち方が一番いいのです。六対四というより、勝ったのか負けたのかわからないくらいの勝ち方が一番いいのです。相手も自分が負けたと感じないくらいの勝ち方です。本当はこちらが勝っているのですが、それを相手に悟らせない勝ち方、これが理想ですよ。 これは名人芸で、わたしみたいな凡人にはできない。それで六対四で勝つと言っているのです。
忘れてはいけないのは、超一流の選手になればなるほど、試合が終わった時、相手の選手から尊敬されているということです。


経団連名誉会長
土光敏夫
「その時、その瞬間に全力を注げ」来世に関係なく一生懸命につとめれば、この世で仏性(仏様と同じで無限の力を得ることが可能だという意)を得ることができる。
 
臨調会長と臨時行政改革推進審議会会長を務めた後の遺書「国民の皆様へ」
行政改革は、21世紀を目指した新しい国造りの基礎作業であります。私は、これまで老骨に鞭打って、行政改革に全力を挙げて、取り組んでまいりました。
私自身は、21世紀の日本を見ることはないでありましょう。しかし、新しい世代である私達の孫や曾孫の時代に、我が国が活力に富んだ明るい社会であり、国際的にも立派な国であることを、心から願わずにはいられないのであります。