最近は自然派志向から、真剣に自給自足に打ち込んでいる方もいらっしゃるが、日本人のほとんどが何らかの仕事をして、収入を得ているはずだ。私たちにとって当たり前になっている経済活動も、時代によっては大きく変貌している。
貨幣のない古代では、その日の糧を得るために、あらゆる努力がされていた。川に魚を捕りに行き、山に木の実を取りに行く。狩の上手な者、農作物を栽培する者。それぞれが持つ役割を果たしながら、一つのムラを全員が支える・・・そういった構造の中で、糧を分かち合いながら暮らしていた。
やがて、特産物など必要な物を必要に応じて交換するという経済が始まった。農作物と毛皮を、新鮮な魚と天然石をというようにだ。つまり経済は、生活を成り立たせるためのものであり、決して現代のようにお金儲けが目的ではなかった。
そもそも経済とは、経世済民(世の中を治め人民の苦しみを救うこと―広辞苑)という意味である。人のしあわせに大きく関わる政という事だ。
しかし、現代の経済は、人の苦しみを増幅させてはいないだろうか?
>>>続きを読む